歯周病で溶けた骨は元には戻りません

歯周病 comments(0) - ここ歯科 森院長
おはようございます、ここ歯科の森です。

よく患者さんに聞かれることがあります。

「先生、このさがった歯ぐきはいつ戻るの?」

歯周病になると歯ぐきが腫れます。
ひどい時は腫れ上がり盛り上がります。

これを治療して歯ぐきをひきしめるわけですが、
ひきしまったら、元には戻りません。

それは、もう元の位置に骨がないからです。

骨が歯周病などで溶けてなくなってしまうと元には戻りません。
歯ぐきは正常な状態だと骨の上に2−3ミリの厚さで存在しているだけです。

これが歯周病になり腫れてくると4ミリから10ミリ以上の厚さになるわけですが、
骨もないところに歯ぐきだけがある状態、これを歯周ポケットといいます。

歯周ポケットには汚れが溜まりますからさらに歯周病を悪化させます。

歯周病は歯ぐきの炎症が起こり、骨が溶ける病気です。
正確には噛み合わせも大きく関係しています。
歯ぐきが腫れると歯の噛み合せも強く当たるようになります。
そうすると自分の咬む力で歯が常に動かされ、歯の周りの骨が溶けていくのです。

歯ぐきが腫れてしまい歯科医院で歯周病の治療をするとなると、
汚れを取ったり、時には麻酔をして歯ぐきの治療などをしますが、
これによって引き締まり正常な状態の歯ぐきに戻ったときには、
歯周病で溶けてしまったそのときの骨の状態に沿った歯ぐきになるため、
治療を受ける前よりも少し歯ぐきがさがった状態になるのです。
これにより、被せていた差し歯の見た目が悪いときは新しくする必要がありますし、
神経のある歯で知覚過敏の症状が出た場合はその治療が必要になります。

では、どうしたらよいか?

とにかく普段から歯ぐきが下がらないように気をつけていくしかないのです。

そのために定期健診で歯周病や噛み合せ、歯の磨き方などを管理していく必要があるのです。


 
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